もう知らない人もかなりいるかと思いますが、このゲームは1987年12月頃発売された
MSX2用の2メガロムです。
今でこそホラー系というか怖い系のゲームはいくつもありますが、当時はまだ割と珍しいジャンルだったように
記憶しています。他には「ラプラスの魔」とか「波動の標的」(これはちょっと違うか?)とか
「プロデュース」なんかがありました。あとファミコンの「ゾンビハンター」とか。
「ゾンビハンター」は怖くないけど。でもあの声は怖いか、ある意味。
「ラプラスの魔」はSFCにもなったので名前くらいは知っている人もいるかと思いますが
他は知らない人も多いかも。
特殊部隊の隊員(あるいはポニーテールが)謎の事件を調査に行ったら
ゾンビとか変な化け物とかがいて、現地で入手した実在する現用兵器を使って倒しつつ
生存者を助けたり情報を入手したりするという流れは今日の「バイオハザード」的でありまして
むしろ現在の方が売り上げが見込めるんじゃないかねこういうのは。
バイオと違うのは、舞台が敵の会社の施設ではないので
最後に自爆装置が作動したりしてラストで爆発というのがないのです。バイオって爆発好きネ。
発売元はビクター音楽産業(後にビクターエンターテインメントに社名変更)でしたが、
そのころのビクターの他のゲームというと、「女子大生交際図鑑」とか「アドレナリン・コネクション」などの
タイトルだけで十分想像できるようなそんなイメージのメーカーでした。
ですから”死霊”って言われてもなぁ、ビクターだし、と思いましたが、雑誌の写真を見てものすごく欲しくなって、
探しに探して2月か3月くらいに発見したような記憶があります。
初回版にはステッカーがついていたのですが、私が買ったのにはついていませんでした。
2のシールはお店でチラシに紛れておいてあったのを発見、絵柄はパッケージと同じです。
後にPC−8801版で「死霊戦線〜ブラウニングの復活」というタイトルでリメイクされ、
PCエンジンでも発売されましたが、PCエンジン版はイベントとかアイテムとか88版の移植だったようです。
88版はやってないのでわからないのですが、PCエンジン版はなんて言うか、パスワードがちょっとアレです。
ちなみにPCエンジン版には経験値がMAXを越えると0に戻るというバグがありまして
たまに、そのバグゆえにクリア不可能みたいな事を書いてる人がいますが、
要するにMAXまであげなければいいんじゃないかと思うんですけど。
カプコンでバイオハザードのシステムそのまま使って、キャラとストーリーだけ差し替えて
リメイクして欲しいです。イヤ本気で。
ビクターかファンファクトリーかわかりませんが版権を持っている会社。
リメイクしないなら版権をクレ。タダで。そんな無茶な。でもリメイクして。
考えてみたら、このサイトを探し当てて来るような人に死霊戦線の説明なんか必要ないし。