第六章 モルスマルクト
ラジオ
“こちらKPAK。誰か、アマンダの薬を持ってる人はいないのか!”
“リバーパークの北口近くにある放送局まで来てくれれば、彼女の家の場所を教える”
放送局 ※ターミナル
1F ※ゾンビ 回復薬
2F
「ワン!ワン!」
「ボギー!やめないか!お客さんにほえるんじゃない」
そこに盲導犬がいる。
「よく来てくれたな。俺はD・J、こいつはボギー、俺の見えない目の代わりをしてくれる頼もしいやつさ」
「おっと、アマンダの家の場所だったな。リバーパークの南西の方角に建っている一軒家だ」
「俺が放送であんたが向かったことを伝えておくから早く行ってやってくれ」
移動中
ラジオ
「アマンダ!聞いているか?今、お前の薬を持って、ジャンヌ・ダルクがそちらに向かっている。
もう少しの辛抱だぞ」
アマンダの家 ※クリーチャー
家の中
アマンダ
「お母さん・・・苦しいよ・・・」
アマンダの母
「私がアマンダの母です。これでこの子も助かりますわ。それじゃあ、その薬を・・・」
「今、薬を飲ませました。しばらく様子を見てみないと・・・」
外
ラジオ
「助けてくれー!放送局が何か得体の知れない怪物に襲われている」
放送局2F ※クリーチャー
D・J
「ボギーは・・・ボギーはどこにいるんだ。まさか・・・」
「・・俺をかばってあの怪物に喰われちまったのか・・・ボギー・・・」
クリーチャーを倒したあとにボギーの首輪があった。
どうやら今のクリーチャーはボギーが変身したもののようだ・・・このことはD・Jには知らさずにおこう・・・
D・J
「ボギーのことは残念だが・・・そういえば、さっき新聞記者がここに来て、何か聞いてたな・・・」
「モルスなんとかと言ってたけど・・・まだそこら辺にいると思うぜ」
パーク噴水
ポロック
「ライラ、今ここでボイト君に会ってね。何か面白い情報が聞けそうだ」
ボイト
「私は新聞記者のボイトです」
「実はモルスマルクトという新興宗教の団体について追跡取材をしていてこのサン・ドラドまでやって来たんです」
ポロック
「ウム・・・」
ボイト
「モルスマルクトは“死の王国”を意味してます。歴史はそう古くないんですが・・・」
「最近特に奇怪な行動が目に付きはじめているんです。
以前は“死の王国”といってもただのクラブのようなものだったんです」
「それが11年前あたりから本格的な狂信者を生み出して今に至ったんです」
ボイト
「そのきっかけとも言えるのが現在の教祖ラモンドと名乗る男の出現でしてね・・・」
「ただ、あの男一人ではここまでの狂信的な信者は生んでいなかったでしょう・・・」
「もう一人、今やモルスマルクトの巫女となっている女がいるんです」
「その女が、その何て言うか・・・身体の半分が人間でないらしいんです」
ポロック
「ライラ、わしもフィンレーから話は聞いたよ・・・」
「実はラモンドの正体には心当たりがあるんだ・・・」
「ボイト君キミがモルスマルクトを追ってここに来たのは、
ラモンドがラインスター島出身だと突き止めたからじゃないかね?」
ボイト
「そう!その通りです。でも、なぜ・・・」
ポロック
「やはりな・・・もしも、わしの推理が当たっているとすれば・・・」
「ラモンドは11年前、この街で実の父親グレンを殺したまま行方不明になったクライブ・ロイドだろう」
「わしは当時、その事件の担当だったんだがそれはひどいものだった」
「ロイド家はグレンとその妻、そして二人の子供のいる幸せな家庭だった」
「ある時期から一人娘がおかしな病気になって人前に姿を見せなくなったんだ。そして・・・母親が自殺・・・」
「グレン・ロイドが殺されたのはその直後だった。息子のクライブは妹と共に消息を絶ち、
事件は迷宮入りとなった」
ボイト
「ということはモルスマルクトの巫女はクライブの妹・・・」
ポロック
「奴が再びラインスター島へ舞い戻ってきた理由は一体なんなのだろう・・・」
「旧市街の奴の家を探れば何か手がかりが得られるかも知れないな・・・」
「しかし、東にある旧市街の方はバリケードがあって渡れないとなると・・・」
ボイト
「どこかに抜け道みたいなものはないんですかね?」
放送局
D・J
「また何かあったら、放送で知らせるから、ラジオで聞いててくれよな」
アマンダの家
アマンダの母
「おかげで娘も元気になりました。どうもありがとうございました」
アマンダ
「お姉さんが薬を届けてきてくれたのね、どうもありがとう」
「お姉さん旧市街の方へ行きたいの?だったら東にある給水塔から地下水道を通って行けるの」
「裏に入り口があるのよ。よくかくれんぼして遊んだから詳しいんだ」
地下水道 ※触手(無敵) クリーチャー(無敵含む) ゲート型クリーチャー(HPアップ) 医薬品
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